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春の陣レポート
夏の陣イエローバードレポート
夏の陣シロオレポート


'01 7/23  ルーツ・ザ・レースin鈴鹿 
春の同レースはキビシイ結果に終わった
われらがABOCアタッカーズ。さて、夏の陣でリベンジなるか?


まずはアタッカーズヘッド、マジョーラ・リーダーことサー狸氏のレポートです。

☆レース前日☆

車検の為、鈴鹿サーキットへ訪れる。
当日車検でも良かったのだが、エントリーリストを早く見たいのと
ドタバタせず安心してレース当日を迎えるためにやって来た。
(ほら、イエローバードは車検に手こずっているし…)
エントリー台数は今回も少なし。これなら旨くすれば入賞出来るかも!?
何回も出てると走る前に順位の予想が付くのよね。
でも、当日何があるか分からないのがレースの面白いところ♪ 夢膨らむ前日であった。


☆レース当日☆

予選出走の為、マシンを運ぶ準備。
優勝最有力候補の糟野社長の姿が見えない。 ラッキー!! 俄然、入賞の夢が膨らむ!
内心、鎖骨の骨折が完治していれば優勝の二文字が頭をかすめる。
イカン、イカン。今回はリハビリの筈…
無理してまたコケたら会社にすべてがバレて職を失う可能性が…
(そう、会社からはレース禁止令が出ていたのである)。

複雑な気持ちのままツナギに袖を通すとイエローバードのマシンが動かない!!
手の空いた者が何とかエンジンを掛けようとするが全く動かない。
悪魔が囁く…「ライバルが一人減る。ラッキー♪」
天使が囁く…「自分はリハビリの身。何とかしてあげよう!」
こでは天使が競り勝ち、自分の経験から瞬時に原因を探す。 伊達にレース始めて3年目じゃないもんね!
セルモーターの端子が抜けているのをスグに発見!! これで心置きなく?戦えるぞ!!


☆予選スタート☆

まずは周囲に合わせゆっくり走る。早め早めのブレーキングを心がける。
前回の転倒による恐怖心は無い。サスセッティングも思いもほかGood。
一通りコースに慣れた後、先行するマシンを抜き前に出る! タイムアタックの開始!!

…と思った刹那、タイヤが滑る。 エ?もう、タイヤが限界なの?
マシンをあまり寝かさずS字を抜けるが今度はもっとスベ〜ル!!
アクセルを開けるとズルズル滑る、おかしい?!
前回無理をした為、転倒を喫した苦い経験から、今回は早々に切り上げる。 油温も130度超えてるしね。

PITに戻ると停車した足元がみるみるOILで黒くなっていく。
スイングアームとリアタイヤ右半分がOILでドロドロになっている。
危なかった… 良くぞここまで帰って来たものだ。 天使が助けてくれたのかな?



ブリーディングを終えマシンの修復に没頭する。
しかし、周りの人は半ばあきらめモードだ。 さっきまで居た天使もどっかへ行ってしまった様である。
OIL漏れは右ギアケースより水溜りが出来る程の量が噴出している。

恐らく(素人診断によると)
ヘッドのブロバイとミッションのブロバイをひとつのキャッチタンクに繋いでいた為に
内圧が上がり過ぎて噴出したと思われる。
しかし、困ったぞ。 ギアケースはヘッドをばらしてプッシュロッドを抜かないと外れないらしい(T0T)
もちろん、そんな時間と技術は持ち合わせていない。
・・・今回も予選リタイヤ・・・ それだけはヤダ!!

無理を承知で分解に取り掛かる。 でも、右腕に力が入らない。(くそ〜ぉ)
ギアケースを何とか数ミリ外し液体パッキンを塗りたくる。でも、量が足りない。
かみさんが決勝の応援のため、サーキットに向かっている情報が届く。 ラッキー!
足りない消耗品のオーダーをして持ってきてもらう事にする。これで直る!

しかし、到着前に連絡を受けた者が何を考えたのかキャンセルをしてしまう。
「何てことするんじゃ〜!!」
大体あれだけの人数がいるのに手伝いを申し出たのは若干名!!
他のライダーは決勝に備え休憩中のため手伝えないのは判るが
事態を把握していない者が勝手な判断を下すなんて・・・(T0T)

もちろん、鬼の様な形相?で修理していただろう自分に声を掛ける事は
清水寺の境内から飛び降りるぐらいの勇気がいるのだろう事は簡単に想像できる。
しょうがないよね、こればっかりは…応援に来てくれただけでも心強いのにそれ以上は…ね♪

でも、ラッキー!な事にレースの方はタイムスケジュールが遅れていた。
かみさんが到着し、すぐ修復の手伝いをしてもらう。これで少し作業がはかどる♪。
スケジュールの遅れもあり、スタート前チェック10分前に何とか修復完了。
タイヤウォーマーをし忘れたが、まあ、良いか。何とか間に合ったし…


☆決勝スタート☆

マシンの修復に没頭していた為、策も何も考えていない。
とりあえず、エンジンの内圧が上がらない様に回転を落して走るしか無い。
いつもなら得意のロケットスタートで前列のマシンを軽々抜く筈が今日は…止めとく。
その為、1コーナーの進入で渋滞に巻き込まれる。 イエローバードが抜けていく…(あ〜ぁショック)。

冷静にタイヤのグリップを確認しながら無理はしない。回転は上げない。
3週目を越えてもタイヤは一応、滑らない。 (がんばって修理した甲斐があったねってな感じだ。)
今、5位を走行している。このままじゃ入賞出来ない。
行けるかな?…行けるかも?行ってしまえ〜!!
マシンにムチ打ち追撃開始じゃ〜!!

コーナーで仕掛けるとエンジンとタイヤに負担を掛けるので直線で勝負!を賭ける。
エンジン回転数とタイヤに気を配りながら一台、また一台と抜いていく。

しかし、全開に出来ないのがツライ!イライラする!
5週目を過ぎたところで射程内に1位と2位の姿を捉える!
追いついてやる、抜いてやる、待ってろよぉ〜!!
さらにアクセルを開けた瞬間、タイヤの滑る感触が!…ここまでか?!
(まだ走りたいよ〜、入賞したいよ〜、とにかく最後までもってくれェ〜!)

もし、これ以上タイヤが滑り出したら自分も危険だが、他のライダーに迷惑を掛けてしまう。
最悪自分の撒いたOILで後続車が転倒した場合
その人が死亡するなんて事も十分あり得るのである。(マジです。)
これ以上、タイヤが滑ったらリタイヤしよう… 残り2週だけど、残念だけど、ここまでかな…(T0T)
オレンジボール(あんたのマシンOIL漏れてるぞ!即座にレース除外命令!旗)が出る前に止める事を考える…。

しかし、アクセルを緩めたのが幸いしたのか、運がいいのか、天使が微笑んだ。
それ以上、滑ることはほとんど無かったのである。 そして、これ以上、順位も変わることは無かった・・・

でも勝利の女神は舞い降りた! 完走、そして3位入賞を果たしたのである。やったー!!
チェッカーフラッグを抜けるとコーナーポストでオフィシャルが手を振って完走を称えてくれる。
こちらも大きく手を振って答える。ありがとう!! 少し、目頭が熱くなってきた・・・


☆表彰式☆



満身創痍でパルテノン神殿にマシンを着ける。
メンテナンススタンドを架けるとき、コケそうになる。 精も根も尽き果てた感じだ。
右腕が思う様に動かない。そういえば、鎖骨折れたままだっけ…忘れてた。
マシンに目をやると今になってOILが溢れて来た。 た、助かったぁ〜。

先にイエローバードが壇上に立つ。(今回は負けにしといてやるぜ)
そして、名前が呼ばれ、片手でガッツポーズを取り壇上に上がる。 夢にまで見た一瞬だ!!
綺麗なレースクイーンからトロフィーが貰えると思っていたらお爺さんが詰め寄り握手を求める。
複雑な思いで折れた方の手を差し出す。 お爺さんの満面の笑みと激励の言葉が胸に染みる。 (結構いいかも…)
今度こそ綺麗なレースクイーンがシャンパンを持ってくる♪ (でへへへ…やっぱコレじゃないとね)



さあ、シャンパンシャワー!!と思ったらやはり右腕が上がらない!?
思いっきりイエローバードにぶちまける。(悪意は無かったの許してね♪)
アルコールが目に入って開けれない。涙が出る。感激の涙も少し出た。 ハハハ、まあ良いではないか。

予選から決勝までトラブル続きの連続でそれでも最後まで走り切れたこと、みんなが応援してくれたこと、
それに応えることが出来た今回のレースは嬉しくって言葉にならない。

みんな、ありがとう、心から感謝してます!

Byマジョーラ=リーダーことサー狸でした。