2002ストリートカフェトロフィーラウンド1
モル姉レポート 「レースに挑戦!」
銀行を今年の3月に退職してから1ヶ月もたたない頃、さー狸よりストカフェの話があった。
夫婦でダブルエントリーしようという提案。
すごく嬉しかった。一応、一晩考えて自分で出した結論、もちろん出場。
「準備」
マシンはまったく公道仕様な為、まずはマシンづくりから。あわせて体力づくり。
マシンは順調に仕上がり、ひとまず安心。あとは体力。(こっちはかなり不安)
ダンベル体操とウォーキングの効果に期待!?
「出発前の大ピンチ」
出発の1週間前に、なななななんとピットクルーである父が入院。とにかく、病院へ。
顔色は思いのほか良く、順調に回復しているみたいだが、ゆっくり静養が必要との事。
残念、頼れるピットクルーがこられなくなった。
「急募」
病院から戻り、早速さー狸がピットクルーを地元で探す。でも、急な話の為見つからなかった。
ならば岡山に近い関西方面のビューエラーにアタック。
そしたら、嬉しい事に二人も手を上げてくれた。BMJメンバーのささき姐さんとoh!Rさんのおふたり。
やった、これでレース出られる。

「出発」
自宅を18日土曜日早朝出る。天気は雨。昼前に兵庫県のSAでピットクルーと合流。
この辺りから青空がところどころ見えてきた。
「スポーツ走行」
いつもは、サーキットに到着して先ずやることがピットの確保。
今回は、先に到着していたドリーム50とSSCのダブルエントリーされている方
(こちらもBMJメンバーの高村せんせい)に場所をとっておいていただいたお陰で、準備は着々と進む。
先に走るのは、さー狸。13:05から30分の1本。私は15:35からの出走なので、写真班となり、いざコース際へ。
今回初めて300ミリの望遠レンズで写真を撮ることに。
さて、さー狸予定通りスタート。
途中サスの調整の為ピットイン。すぐさまコースイン。さー狸の納得いかない表情が気になる。
私の方は、練習走行も終わり近いのに、まだ、まともな写真が撮れてない。
慌てて何枚か撮ってみたけど・・・。ちゃんと撮れてるかなぁ・・・。
昼食をとり、ゆっくり自分の番を待つ。相変わらず、さー狸はマメに動いていた。
天気は希望とおり時間が経つほどに良くなってきて、朝の大雨が嘘のように日差しが出てきた。さあ、私の番だ。

時間通りコースイン。
久しぶりに走るTIなので、まずコースに慣れることと、あごを下げるポジションとブレーキングに集中。
サインボードは良く見えた。あっという間の30分だった。マシンは絶好調。
でも体は、緊張でもう筋肉痛になっていた。
「決勝前夜」
大人数でビールを飲んで、湯郷温泉につかり、明日に備える為TIロッジに宿泊。
ゆったりした部屋ですぐ眠くなった。布団に入り、うつーらうつーらしていると、いやーな音で目が覚めた。
ザーーザーー。・・・・夢か?んにゃ、違う。しっかり雨が降っている。テンションが思いっきり下がる。
でもまだ夜中だし、朝まで時間あるからここはしっかり寝よう。グーグー。
「公式予選」
6:30起床。天気は雨。
と、いう事でピット到着するや否や、さー狸号はレインタイヤ交換とタイヤウォーマーの準備で大忙し。
経験豊富な頼れるピットクルー(またまたBMJメンバーです。2台目さんの登場!)のお陰で速やかに作業は終わる。
モル姉号は何もする事なく、じっと予選を待つ。
さあ、二人一緒にコースへ。
9:05いざ大雨のコースに挑む。あっという間にさー狸はコーナーに吸い込まれていった。でも慌てない焦らない。
まず1周目、コーナーでタイヤが何度も滑った為、2周目更に走りが慎重になる。
15分間の予選だというのに、攻めるどころか滑って転ばないように走ることしか出来なかった。
予選結果 さー狸 6位 モル姉14位
「休息」
雨の走行はさすがに神経をすり減らした。
決勝まで時間があった為、トランポで休ませてもらう。
眠っていると車中が急に蒸し暑くなってきた。なんと、外は雨があがり、日差しが出てきたのである。
「いよいよ決勝」
心の準備をしようとピットに戻ると
ある決断をした男がすごい形相で作業を始めようとしていた。
(いつものパターンだよ〜)
レインタイヤを今から元に戻すのだ。
ギリギリまで天気を見極めて出したさー狸監督の結論だった。
ピットクルーと一緒にものすごいスピードで作業を始める。
テキパキと作業は進み、とりあえず、出走前点検13:10には間に合った。
もう日差しは強く、すっかりコースは乾いている様子だ。
グリットにバイクを並べるころには暑くて汗が出てきた。監督の予想的中!
決勝のスターティンググリッドは、さー狸は2列目、
私はうーんと後ろで8列目からのスタート。
さー狸と私との距離は、とてつもなく遠かった。(う〜、レベルが違います)
しばらくボーゼンと前方を眺めていると、3分前のあご紐チェックのボードを持った足の長いおねえさんがやって来た。
もうすぐスタートの合図。ピットクルーも帰ってしまった。ちょっと心細い。
まずはウォームアップラップを終えて、いざ13:40スタート。
序盤から、あっという間に最下位になる。
やはり緊張しているのと、予選の雨走行で気持ちが弱々モードになり、
前日の練習走行のような思い切った走りが出来なくて、むちゃくちゃ焦る。
いつのまにか無我夢中の走りになっている事に気がついて、ハッとする。
落ち着こう。あごを引いて、目線に気をつけて・・・

2周目。
ダブルS進入直前から黄旗が激しく振られた。とりあえず目の前にはまだ何もない。
S字に侵入し、立ち上がったところで、コース中央に1台転倒車両が見えた。いきなり動揺。
無意識にインからパスしてみる。
そして、3周目にはその転倒車からオイルが流れ出し、大きなオイルの池がコース中央に出来ていた。
ひどい事にそのオイルで3台が巻き込まれ転倒してしまった。が、レースはそのまま続く。
車両はコースから片づけられてもオイルはどうしようもなく残ったままだが、周回をこなしていくしかない。
もう、最後まで無事に走りきる事だけ考えて走った。

「クールダウンラップ」
私はトップから周回遅れの為、6周でチェッカー!これが憧れのチェッカーフラッグ。
どどぉーっと、うれしさがこみ上げてくる。
緊張から開放されて、ボーっとしながらコース脇に目をやると、コーナーポストからスタッフの方々が手を振ってくれていた。
選手全員にむけて。
こんな私にも手を振ってくれているのが見えたとき、嬉しくて嬉しくて嬉しすぎて涙がでてきた。
さらにピットクルーのみんなの顔が浮かんできて、また泣けて。
このままピットと思いきや、コース前方にさー狸号が見えた。えっ?もしかして?
さー狸号はモル姉号を待っていてくれた。またもや泣ける。
バイクを近づけてみると、さーが左手を私に差し出した。走りながら握手。
夫婦ともども無事完走できた事にお互い感謝して。

「結果」
さー狸 10位 モル姉 14位
これが、私の真剣に走った結果。
こんなに深い達成感を味わうことが出来て、ほんとうに幸せ。
応援してくれた皆様、ほんとうにありがとうございました。
最後まで励ましてくれたさー狸監督兼ライダー兼メカニック、お疲れ様でした。
ということで、春のレース挑戦レポートでした。